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低電力チャレンジ: PotatoP は再充電せずに数か月間 Lisp を実行します

Mar 10, 2023Mar 10, 2023

ラップトップ ユーザーの間でよくある不満は、バッテリー テクノロジが過去数十年で大幅に向上したものの、同時にフォーム ファクターが縮小したため、今日の一般的なラップトップは 1 回の充電で 2000 年代初頭のラップトップと比べてそれほど長くは持たないということです。 しかし、[アンドレアス・エリクセン]がローパワーチャレンジへのエントリーで示しているように、必ずしもそうである必要はありません。 PotatoP はポータブル コンピュータで、1 回のバッテリ充電で約 2 年間動作し、内蔵のソーラー パネルで充電できます。

確かに、現在購入できる最も安価なラップトップにも処理能力はありませんが、[Andreas] の使用例にはまったく問題ありません。 彼は Lisp ハッカーであり、Sparkfun RedBoard Artemis は 48 MHz Cortex-M4F プロセッサ上で uLisp を問題なく実行できます。 ただし、動作環境は非常に基本的であり、バックスペース機能や可動カーソルなどの贅沢な編集機能を提供するには、[Andreas] が Typo と呼ばれる独自のテキスト エディタを作成する必要さえありました。

Artemis ボードはそれ自体で非常に電力効率が高く、通常の消費電力は 1 mA 未満です。 [アンドレアス] は、53 列のテキストを表示できるシンプルな白黒 LCD スクリーンと、データ保存用の SD カード リーダーを追加し、すべてをまとめて保持する洗練された 3D プリント ケースをデザインしました。 一般的なコードを実行する場合、システム全体は約 2.5 mA を消費します。これは、12000 mAh の強力なリチウム バッテリーで約 125 日間の連続実行時間に相当します。 太陽光発電を少し追加し、さらに現実的な 1 日の労働時間を 8 時間にすると、[Andreas] が見積もった 2 年の稼働時間は完全に合理的であるように見えます。

これは、私たちがこれまでに見た中で最も電力効率の高いポータブル デバイスの 1 つであり、その点で Lisp を実行しているポータブル デバイスの 1 つであるに違いありません。 Lisp は古いにもかかわらず、Lisperati1000 サイバーデッキや The Lisp Badge などの興味深いカスタム コンピュータに登場し続けています。